【重要】若手エンジニアに待ち受ける七難八苦!!
こんにちは、たまり(tama_it8)です。
福岡のIT業界にてSES(準委任)・技術者派遣の営業職に就いて3年目です。
・業務未経験者の参画の難しさ
・業務未経験者に待ち受けるもの
・希望する業務にありつくための近道
Table of Contents
業務未経験者が仕事をする難しさ
大きな夢を持ちながらIT業界に飛び込んだのはいいものの、
業務未経験者には厳しい現実が待ち受けています。
現状、福岡のIT業界では業務未経験者が案件に参画することは
非常にハードルが高い状態になっています。
業務未経験者が参画しにくい理由としては3点あります。
・現場が業務経験を重視している
・参画先がない
・営業が面倒くさがる
現場が業務経験を重視している
「オンラインスクール等でプログラミングを学習しました!」と言っても即戦力でないため
アサイン先の現場責任者はかなり嫌がります。
「そんなのいらないし、何の役にも立たんやん!」と言われる始末です。
実際、学習と業務は別物であるため仕方ないのですが、これだけエンジニア不足が業界全体で叫ばれているため、業務未経験者を育成する考えにシフトしていただきたいと強く感じます。
使い物にならないという気持ちは分かりますが、人を出す側、受け入れる側双方が変わらないともっと悲惨な未来が待っているかと思います。
なんとか現状を変えたいです。
参画先がない
業務経験に紐づいて来るのですが、業務未経験者を受け入れる現場が極端に少ないのが今の福岡の現状です。
特に今年に入ってからIT以外の業界でIT設備投資が加速しており、案件量は飛躍的に伸びています。
案件が立て込んでいるため、アウトプットが見込める即戦力のエンジニアを求める動きが
加速しており、そのため業務未経験者を育てている暇がないのです。
今のタイミングで中途入社した業務未経験者はタイミングが悪すぎると言えるのです。
営業が面倒くさがる
私も他社の業務未経験者を多く提案されます。正直面倒くさいです。
理由は簡単。前述したとおり、アサイン先がないからです。
自社案件は、自社の新卒をアサインさせるための枠であり、他社の業務未経験者を育てるための枠ではありません。
必然的に当たり障りない返事をしますが、内心こう思ってます。
「また業務未経験者か、、、こんな経歴書いらんばい、マジで。。。」
私の力不足もあり、現状どうにもできないです。
今後、他社の業務未経験者も入れるような体制づくりをしようと考えています。
業界として次世代のエンジニアを育てないといけないため、何とかしないといけない
現状と言えます。
業務未経験者に待ち受ける地獄
先に述べたような原因で、業務未経験者が仕事をしたくても仕事ができない状況になっていることがお分かりいただけたと思います。
仕事ができない状況が続くと若手エンジニアには3つの地獄が待っています。
・待機地獄でモチベーションダウン
・希望している業務につけない
・退職しても無限ループ
待機地獄でモチベーションダウン
「待機=仕事ができない期間」となります。
案件に参画ができないエンジニアは会社か自宅待機となり、1人で研修をする事になります。これはなかなかの地獄です。
さらに地獄なのは複数名待機者がいる時です。
最初は励まし合い、モチベーションを保つことができますが、待機者が1人減り、また1人減り、最後に自分だけ残った時の精神的負担は計り知れないものとなります。
「自分は周りと比べて劣っているのか?」と自己嫌悪になり、退職してしまう最悪なケースになることもあります。
希望している業務につけない
理想としては、先輩社員のいる開発現場にアサインできれば、教育を受けながら経験を積んでいくことが望ましい形です。
しかし100%参画が保障されないため、社員を待機させまいと営業は躍起になって案件を探します。
それには先輩社員のいない開発案件やキッティングやヘルプデスク(雑用)等の案件も含まれます。
本人が開発をしたいと望んだとしても、「業務未経験者に選択肢はない」と言われ、意向とは全く別の現場に1人で行く羽目になります。
当然、誰も管理をしてくれないですし、会社に対しての帰属意識がなくなり、メンタルに不調をきたすか退職するかの2択となってしまいます。
※1. 私の会社では、新卒は半年間研修をした後、社内受託開発か自社の管理者がいる現場に参画させるようにしています。
※2. 私の会社では業務未経験者の中途採用はしていません。
退職しても無限ループ
待機によってモチベーションが完全になくなり、なんの経験がないまま
所属企業を退職したらしたで地獄が待っています。
別のシステム会社に入ったとしても業務未経験者には変わりありません。
同じことの繰り返しとなり、完全に心が折れてしまいます。
結局、失意のどん底に落ち、IT業界から身を引く結果となってしまいます。
希望する業務にありつくための近道
・ある程度大きな会社に入社する
・勉強は継続する
ある程度大きな会社に入社する
会社規模が大きいと規模に比例して、取引している会社が多いです。
受託開発で腰を据えて業務ができるか、業務未経験者でも参画できる現場を
いくつか持っており、待機のリスクが減ります。
それによりあなたが希望する業務に就ける可能性が高くなります。
私個人としては、SES・派遣のみの企業、社員数が5人~10人程度の零細企業への入社は
あまりオススメできません。
勉強は継続する
待機が続き、モチベーションが下がるとやる気が失せてきます。
無理矢理やる気をひねり出して、勉強を継続してください。
エンジニアは特別資格が必要な職業ではありませんが、待機中にJava siliverや
AWS認定Cloud Practitioner等の仕事に繋がりそうな資格を取得することで、
面談時に向上心があるとアピールができます。
あと自社営業ではなく、他社営業の目にあなたの存在が目につき、そこからチャンスを手にする可能性もあります。
是非、気持ちを切らさずに勉強を継続してください!!
まとめ
・業務未経験者が案件に参画するのは難しいが、チャンスはある
・業務未経験のまま退職をしない
・厳しい時期は続くが、腐らず勉強をする
現状の福岡IT業界では、業務未経験者には非常に厳しい状況が続いています。
しばらくこの状況は間違いなく続きます。
現在、会社に所属している人、これからエンジニアを目指す人は
こういった事実があることを理解した上で学習をしてください。
腐らずにお互い頑張りましょう!!