未経験からフリーランスになるな! 福岡IT業界の現実!!

2022年5月5日

こんにちは、たまり(@tama_it8)です。

福岡のIT業界にてSES(準委任)・技術者派遣の営業職に就いて3年目です。

この記事でお伝えできること:

・プログラミングスクールの謳い文句は危険

・福岡IT業界の現状

・フリーランスになるベストな道筋

これからプログラミングを学び、エンジニアを目指す人の中には、

フリーランスエンジニアになりたいと考えている人もいると思います。

SES営業目線で言えば、業務未経験からフリーランスになることはオススメできません。

今回はなぜオススメできないかをご紹介します。

プログラミングスクールの甘い言葉

ぱくたそ

 ・「未経験からフリーランス!」

 ・「〇〇ヵ月でフリーランス!!」

これらの謳い文句を真に受けていませんか?

もし真に受けているのなら、あなたは運営企業に踊らされています。

はっきり言って3ヵ月、半年そこらで勉強した程度では、

エンジニアとして使い物になりません。

フリーランスの良い面だけでなく、悪い面にもしっかりと目を向けるようにしてください。

エンジニア不足の本当の意味

ぱくたそ

数年前からエンジニアが不足していると叫ばれており、2030年には約100万人ほどの

エンジニアが不足するとの試算が出ています。

ただし、ここで言うエンジニア不足は「経験があり、腕を持ったエンジニアが足りない」

という事です。

実際に経験のあるエンジニアを探すのに、フリーランスも含めて非常に苦戦しております。

福岡に限らず、全国的に腕のあるエンジニアが不足しているのです。

何度も言いますが、「経験があり、腕を持ったエンジニアが足りない」という事を

覚えておいてください。

業務未経験、経験の浅い若手エンジニアは多数おり、各企業の営業担当はアサイン先を

探すのに躍起になっております。

未経験からフリーランスにはなれるが仕事は選べない

ぱくたそ

業務未経験もしくは経験の浅い若手エンジニアは、企業勤めやフリーランス問わずに、仕事がなく待機をしているか、開発の仕事にありつけていない現実があります。

どの現場も未経験や若手ではなく、経験者を求めています。

たしかに未経験からフリーランスエンジニアにはなれます。

未経験の場合、いきなりシステム開発の仕事をするのはごく稀であり、

ほとんどがテスト業務から開発作業に移行する流れです。

どうしてもテスト業務等がない時は、ヘルプデスクやキッティング案件に参画する流れが

ほとんどです。

その点は、企業勤めの若手エンジニアと大差がありません。

※フリーランス専門企業の営業担当が、相当なやり手営業であれば話は別かもしれません。

福岡IT業界の現状

福岡の現場では、「フリーランス禁止」となっている所もあります。

企業によっては、フリーランスの使用に対して慎重になっている企業もあります。

その理由としてはフリーランスの当たり・ハズレに原因があると言われております。

当たりのフリーランス

ぱくたそ

当たりのフリーランスとは、とんでもないスキルを持っており、作業工程や言語問わず

なんでもできてしまうエンジニアのことです。

こういったフリーランスは、例外なく、コミュニケーションも抜群です。

私の会社でも数名のフリーランスにご協力してもらっています。

クセは強めですが、とても素晴らしいスキルを持っており、

会社としては、どんなことがあっても手放したくないです。

ハズレのフリーランス

ぱくたそ

ハズレのフリーランスとは、読んで字のごとくハズレです。

この一部のハズレフリーランスのせいで、フリーランスを受け入れない現場が

いくつかあります。

スキルは微妙、コミュニケーションもロクに取れず、我だけは一丁前に強いです。

それに加えて、勤怠も悪いという社会人として終わっている人がごく稀に存在します。

こういった一部のハズレフリーランスにより、真面目に頑張っているフリーランスにも

厳しい目が向けられているのです。

成功するフリーランスエンジニアのロードマップ

ぱくたそ

福岡で未経験からフリーランスがいかにリスクが高いかを理解できたと思います。

フリーランスとして、成功するにはこの2点が望ましいです。

・プログラミングスクール卒業後は企業に所属する

・3~5年は正社員として働け!!

プログラミングスクール卒業後は企業に所属する

一度、正社員として企業に所属することは、確実にエンジニアとしての経験を

積むことができます。

SES企業では、業務未経験者を案件に参画させるため、自社の先輩社員がいる

現場にアサインさせることが通例です。

先輩社員がいる現場に入ることで、開発案件にスライドしやすくなり、

教育もしてくれます。

しかしフリーランスだと、1人での参画となるので管理してくれる人がおらず、

最悪孤立する可能性もあります。

こういった理由もあり、一度企業に所属して経験を積んでからフリーランスとして

独立することをオススメします。

3年~5年は正社員として働け!!

ぱくたそ

福岡での若手フリーランスのイメージは「リスクの塊」とでしか見られていません。

1~2年目のフリーランスは単価が高く、全く使い物にならないと言われることが

多いです。

私は若手フリーランスは、3つの理由で使いたくありません

・ロクな経歴がない

→システム開発と言いつつ、画面周りの改修程度の経歴など

・常識を超えた単価

→フリーランス企業が単価を跳ね上げているものと思われる。

・要望だけは一丁前に多い

→一例で言うと、稼働180時間以内等の制約がある。

 繁忙期どうするんだろう?と感じます。

こういった理由もあり、企業から若手フリーランスの提案を受けても

経歴書を見ることはありません。

単純に時間の無駄だからです。

3年は正社員として働いてください!

すぐにでもフリーランスになりたい人には、きついかもしれません。

これが福岡の現実です。

しかし、たった3年~5年も我慢できないような人はフリーランスに限らず、

どの仕事に就いても成功できません。

3年間、経験を積めばそれなりのエンジニアになれますので、

未経験からフリーランスになるより、圧倒的にあなたの評価が変わります。

「石の上にも3年」と古い言葉がありますが、長いフリーランス人生を考えれば

3年~5年間は一瞬です。

経験があり、腕のあるフリーランスの多くは、元々正社員として経験を積んだ後、

フリーランスとして活躍している人がほとんどです。

まずは正社員として、経験を積むことが最善策と言えます。

まとめ

・プログラミングスクールの言葉を鵜呑みにしない

・フリーランスは誰でもなれるが、仕事は選べない

・経験を積むために正社員で働くことをオススメする

フリーランスは誰でもなれます。

問題はなった後、自分のしたい仕事に就けるのは経験のあるエンジニアのみです。

自分の経歴に箔をつけるためにも、一度会社に入り、正社員として経験を積んだ後に

フリーランスになっても全く遅くありません。

遠回りに見えますが、実は近道なのです。

これから福岡でフリーランスを目指している方は、甘い言葉ばかり見ずに、

負の側面もあることを頭に入れておいてください。